気象病：急激な気圧・気温の変化で症状が増悪する疾患の総称ですが、めまい・耳鳴り・頭痛も気象病の1つと考えられます。

毎日外来をやっていると、明らかにめまい・耳鳴りの患者さんが増悪する時期というのがあります。

低気圧でこれから天気が崩れる時や梅雨どき・台風が近づいてくる時期や、急激に気温が上昇して脱水気味になる8月の頃です。

先日、患者さんに教えてもらったのですが、「頭痛ーる」という気圧予報管理の無料アプリがあります。スマホにダウンロードしておくと気圧が急に下がったりするときにアラームで教えてくれるという優れものです。

もしご自分の症状増悪と気圧低下に関連性があるとあらかじめわかっていれば、気圧低下アラームの時は、睡眠をしっかりとりストレスをためないなど対策が可能です。体調不良に伴う耳鳴りやめまいに悩まされている方は、症状コントロールの一助になるかもしれません。